架空の顧客像を設定し、そのユーザーが使いたい・購入したいと思うサイトを考えることで、サイトのデザインや内容・広告戦略などを決定する指針とする手法です。

架空の顧客は「40代会社員男性」といった漠然とした「ターゲット層」でなく、年齢や職業、アクセス環境や収入はもちろん、家族構成や身体的特徴、趣味や好きなもの、生活リズムや価値観、学歴や将来の夢などに至るまでの、詳細で具体的な個人の像を描きます。
この架空の人物がサイトをどのように認知し、商品を購入したりサービスを申し込むまでのストーリーを考えることで、彼に刺さる効果的なサイトの内容や広告の出し方を、ユーザー目線で考察できます。
アンケートやアクセス解析によるユーザー情報や営業担当や店舗スタッフの経験談を元に、サイトにおける典型的で重要な架空の人物像を設定することとなります。時間経過やサービスの変化によってターゲットも変化するので、一度設定したら終わりではなく、定期的に見直すことも必要になります。

何をすればこの人が喜ぶかが明確なので、複数の制作者・担当者が共通の認識をもって取るべき行動を定められます。
サイトを制作し運用していく上での判断基準として、ペルソナが大きな助けとなります。