サーバ管理代行として、サーバ業者との契約や入金、契約の更新などを行います。他にもサーバの稼働状況の監視や不正アクセスのチェック、サーバOSのアップデートやバックアップの監視、容量や通信量の監視などを行い、ホームページが問題なく表示される状態を保ちます。

レンタルサーバは他の契約者と一つのPCを共用することとなり、機能面の自由度も低い上に他サイトのアクセス量に影響をうけて自社サイトが不安定になってしまう問題を抱えています。VPSを契約することで、仮想的に専用サーバのような自由度や機能性を実現でき、専用サーバよりも安価に不安定さを克服できます。

契約作業自体は私たちが行いますが、名義はお客様の名義として契約することが多いです。これは、私たちは代行でお預かりするという立場を明確にし、管理解約時などのトラブルを防ぐためです。 サーバやドメインの契約は、まったく知識が無い状態ですと難しいものに思えてしまい、制作会社に任せてしまうことが多いと思います。この時に、「制作会社」の名義として契約するか、「お客様(つまりあなた)」の名義として契約するかで、後々のトラブルに発展してしまうことがあります。

「お客様」名義として契約し、サーバのコントロールパネルへのログイン情報を手元に持っており、普段の管理自体は「制作会社」に代行依頼している状態であれば、何の問題もありません。 そうではなく、「制作会社」名義で契約し、毎月の管理費用やサーバ費用を支払っているだけで、手元にサーバのコントロールパネルへのログイン情報が無い場合は、以下のようなトラブルが起こり得ます。
実際に私が体験したものばかりです。
ビジネスシーンでは嘘のような話に聞こえてしまうと思いますが、それくらいリテラシーの低い方もいるのが現状です。

  • ホームページのリニューアルを別の制作会社で行おうとした際に、制作会社が切り替えられることを嫌ったのか、「サーバへのログイン情報は教えられない」と言い出した。そのため、コンテンツの引き継ぎがスムーズにできず、ブラウザ経由でページをダウンロードすることになった。
  • ホームページの簡単な修正ができる人間が入社したので、FTPサーバにアクセスしてファイルを修正しようと試みたが、制作会社からFTP情報は教えられないと言われた。結果、修正は割高な費用を払って、制作会社に依頼するしか方法がなかった。恐らく、他のお客様と共通のレンタルサーバのアカウントを使いまわして共同でサーバスペースを利用しているため、他のお客様の情報を見られてしまうことを嫌い、教えてもらえなかったと思われる。
  • あるとき急に、個人の制作者との連絡が全く取れなくなった。契約は「制作者」が契約していたため、別の制作会社へ依頼してもどうにもならず、再度サーバを移管するしか方法がなかった。
  • 当初の契約からサーバやドメインは制作者のものとする契約書を結ばされていたため、どうしようもなかった。
  • サーバを移管したい旨を制作会社に伝えると、途端にレスポンスが悪くなった。そのため、移管作業がなかなか進まず、揚句にその期間の費用と移管手数料として、高価な金額を請求された。

こういったことが起きないように、予め「お客様」の名義で契約し、契約情報などはお客様の手元に置いておくべきだと考えてパズルファクトリーでは実践しております。

※ 契約形態が「成果報酬」タイプの場合や弊社サービスを利用して頂く場合などは、サーバ契約の主体は「パズルファクトリー」となり、お客様にはサーバへのアクセス情報をお渡しできないことがあります。もちろん、それらは全て最初にしっかりと説明したうえでのお話となります。